2023年振り返り

2023年はあんまりパッとしなかった?

いつもの年末振り返り。

去年に引き続きブログ等のアウトプットもあまりしていなかったので、
振り返りと来年はアウトプットしていくぞ!

アウトプット

今年もアウトプットは意図的に抑えていました。
コミュニティには新陳代謝は必要だと思うので、
引き続きいつものおじさんにならないようにCFPなどはほとんど出しませんでした。

CloudNative Days Tokyo 2023でクラウドネイティブがらみでDREなどの話をする予定でしたが、
前日にインフルエンザになってしまい、高熱で発表どころではなくなってしまい
初めての登壇キャンセルに・・

event.cloudnativedays.jp

大変ご迷惑をおかけしました。

トーク予定だった内容は下記にて公開しています。

speakerdeck.com

こちらはまた後日にでも詳しく解説を書ければと思います(収録していないや・・)

他にFindyのイベントで昼にLT。

speakerdeck.com

これは実際に開発チームでやっていることで、しばらく続けていたりしています。

技術的負債というと厳しい印象を受けることもあると思いますが、
どう作っても変化とともに改善を重ねて定期的にリファクタリングなどを重ねなければ
ある一定の期間しか綺麗な状態にはなりません。
そしてこの綺麗な状態も主観かもしれません。

開発チームで認識を合わせてチームで向き合うヒントになればと思います。
技術的な改善方法についてはまたどこかで。

仕事まわり

今年は開発を良い状態にしていくような活動や、
実際に技術的な改善をしていくなどがまぁまぁありました。

イベントストーミングのワークショップをいくつかの会社で実施させていただいたり、
(そのうちの一社 コネヒト株式会社さんが記事を公開してくれています)

tech.connehito.com

ワークショップなどを通じて、
会社全体のドメインイベントやワークフローを洗い出して現状をしっかり理解して
戦略に役立てよう!と実際に行動に繋がった企業もあり、
レビューなどにも参加させていただいて、自分自身いろんなドメインを理解できたり
開発や社内コミュニケーション改善に実際に役立てていただいたりと
よいフィードバックや変わっていく組織などを実感できたのも非常に良かったなぁと。

イベントストーミングに関しては、下記などにもありますので
参考にしてください。

www.eventstorming.com

他にDDDの戦術パターン採用にはならずとも(個人的にはガッチガチに戦術パターンは採用しなくてもいいと思っています)、
どのようにモデリングしてプロダクトを考えていくか、などの数回にわたる講演をしたりしてました。

こちらもやはり同様に、実装ベースで進みがちだったものがコミュニケーション改善や、
エンジニアもプロダクト作りやユーザーにヒアリングにいく、といった行動に変わっていくきっかけになったりと
良いエッセンスになった!ということもありました。

チームによってはあまり意識できなかったロードマップや中長期の戦略作りなどにも発展したり
(外部の人として実際に一緒に策定したりもしました)
後でフィードバックなどをいただいた時に嬉しくなることも多くありました。

SREのサポートもいくつか携わっており、
インタラクションを理解するとともに、事業でどういうことを大事にしているのか再認識しましょう、
ということでこちらでもイベントストーミングに混ぜたりしていました。
こちらもきっと来年あたりのカンファレンスなどでエンジニアの方が発表してくれると思います。
(たのしみ)

技術的なところは
ずっと動いていた古いシステムがなかなか改善できないチームと一緒に
リプレースとスループット改善、中長期利用を想定した基盤作りなどでワイワイ。
上記にある技術的負債に取り組む方法スライドにある内容のものをここでも実践しており、
一つずつ紐解いたりドメインを再度理解するなどを取り組むことで
人によっては辛くなりがちな改善を少しでもポジティブにしていくように意識を変えるなどにも携わっていました。

分散処理周りでは
アクターモデルを採用した開発にも携わっていました(今も)
しばらくアクターモデルを採用したシステムの開発をやっていなかったんですが、
事業的な観点と技術的な要素で見事に合致した状況で(ブロックチェーンや画像認識処理など)
分散システムの根幹部分を開発したりと楽しいことをやっていました。
こちらは来年?あたりに面白いアウトプット・アウトカムになるのではないかと思っていますので
乞うご期待。

マイクロサービスや分散システム周りで、
アクターモデルの導入サポートもやっていたりしました。

株式会社ネットプロテクションズではハンズオンで習得する会を設けたり(現在開催中)、
ほかの会社ではドメインモデルをアクターモデルでどう表現していくか、を複数人で取り組んだりなどなど。

会社によっては技術スタックなどで導入が難しい場合もありますが、
良いヒントになりそう、ということでチームの試行錯誤を楽しんだりしています。

他にデータに関するプロダクトや戦略などのサポートも多少関わったりも。
こちらはまだまだこれからで、事業戦略とデータがうまく紐づいていない状態を
フローや収集の仕方や場所・マインドから変えていくということから始めています。
課題に対して共通認識を持っているチームで推進できそうなので、
きっと来年には良い結果になると思います。
これもまた何かのタイミングで公開できればと思っています。

あんまりパッとしない一年だったと思っていたけど、
書いてみると実は結構色々やっていたかも。

最近はまたRustを使って開発するのが楽しくなっているので、
年末年始はRustで何か作って遊んでようと思います。

本年は大変お世話になりました。
どうぞ良いお年をお迎えください。