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スターフェスティバル株式会社にジョイン! &仲間を募集中!

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近況のお話です。

スターフェスティバル株式会社

9月より、
元メルカリCTOでもあるsotarokが現在CTOとして務めている
スターフェスティバル株式会社にジョインさせていただくことになりました。

プロダクト開発に舵を切ったばかりのところで、
且つエンジニアリング組織としては刷新したばかり、
様々な文化ややり方、環境、技術的な部分もまだまだこれから大きく変わろうとしている段階で、
これまでのCTO経験やテックリード的な動きや経験が
活かせる職場でもあり、
システム的にもいろいろこれから整えていく、まさにそんなフェーズで面白そうと思い
ジョインさせていただきました。

自身は事業ドメインについて現在理解を深めているところです。
(ドメイン駆動開発をするため)

直近では大きな課題をいくつか抱えているので、
そう云った問題解決にコミットしつつ、エンジニアをもう1段階、2段階へと底力を上げながら、
強い組織作りにもコミットしようと考えています。

アイスタイルでCTOとしてやってきたこととあまり変わりませんが、
エンジニア組織としてはまだまだかなり小さいので、
伸び代がかなり大きい段階です。
こうしたフェーズに参加できるのはとても楽しくもあり、
数年後を考えるとどう云った形に成長しているのか、ワクワクする環境です。

仲間を募集中!

さてさて、そんなスターフェスティバル社ですが、
当然これからプロダクト開発へ力を入れていきますので、
インフラ(現AWS)や、フロントエンドエンジニア(Vue、TSなど)、
バックエンドエンジニア、プロダクトマネージャー、モバイルなど
様々なエンジニアを募集しています。

バックエンドは現在PHPやNode.js(TS)がメインではありますが、
言語にこだわるよりも、適材適所で技術選択ができるエンジニアの方は
かなり活躍できる場だと思います。
(GoやRust、もう少しシステムが大きくなればScalaなど(?))

一緒に文化作りやチームビルディング、自動化、改善などを行いながら
楽しくエンジニアリング組織を盛り上げてくれる、そんな仲間を強く求めています!

ちょっと興味がある、カジュアルに聞いてみたい、詳しく知りたい、などありましたら
竹澤まで気軽に連絡いただければと思います!

是非一緒にやりましょう!

現場からは以上です。

近況のご報告

一年の半分が過ぎました。

近況の話

ヘルニアの治療に続き、
体にガタがきてしまいしばらく大人しくしていました。
しばらく休ませてくれた会社、関係者に感謝致します。

完全に近いくらい復活しまして、
知人の会社の手伝いをしながらいろんなことをやってました。

自分で機械学習の処理をイチから全部実装したり、
CQRSを応用した様なものを多数作ったり、
相変わらず複数言語を多用した開発スタイルを取りながらEKSでのサービス運用だったり、
なぜかPythonからScalaへの移行をやったり etc...

そんでもって一年の半分が過ぎたということで、
働き方を大きく変えることにしました。

アイスタイルのCTOを退任させていただき、また社員としてではなく、
ちょっと異なるポジションで技術面で関わらせていただくことになっています。

という近況の報告でした。

今後どこかに社員として転職するのかとかは今時点では特に決まっておりません。

しばらくは好き勝手に何かしようと思っていますが、
何か面白そうな話などがありましたらTwitterやFacebookなどでお気軽に話しかけてください。

最近Twitterの方でも呟きましたが、
最近おもしろいダイレクトリクルーティングが減ってきているのでお待ちしております。

なお干し芋リストはありませんので、呑みにでも誘ってくださいませ!!!!!!

HHVM 4.50リリース!

HHVM 4.50

現地時間3/24に最新のHHVM4.50がリリースされました。
これに伴い4.44のサポートが停止に。
現在サポートされるバージョンはHHVM 4.45–4.49です。
なおLTSは4.8、4.32です。

$ hhvm --version

でHipHop VM 3系が表示される方はもうそのバージョンを使うのは辞めましょう。
かなり別物になっています。

変更点ハイライト

HHHVMのphp.iniに以下のものが追加されました。

hhvm.hack_arr_is_shape_tuple_notices

use function var_dump;

<<__EntryPoint>>
async function mainAsync(): Awaitable<void> {

  $dict = dict['a' => 'c'];
  var_dump($dict is shape());
}

今まではfalseが返却されていましたが、これを実行するとnoticeが発生する様になります。

Notice: Hack Array Compat: dict is shape in path/to/file.hack

もう一つは、Enumについて。
というかこの機能初めてしりました・・・

use function var_dump;

<<__EntryPoint>>
async function mainAsync(): Awaitable<void> {
  $l = new Latest();
  $l->builtinEnum();  
}

class Latest {
  protected vec<arraykey> $vec = vec[];
  public function builtinEnum(): void {
    $this->vec = vec[FOOBAR::BAZ];
    var_dump($this->vec);
  }
}

/* HH_FIXME[2053] */
class FOOBAR extends HH\BuiltinEnum<arraykey> {
  const BAZ = 4;
}

自分でEnumのクラスを作れたんですね・・・。
covariantになった様です。

Breaking Changes

PHPに詳しい方はよりPHPっぽさがなくなるように感じる変更がいくつか。

マジックメソッドの__get, __set, __isset, __unsetがTypecheckerから削除されました。
Typecheckerの特性を考えると当然かもしれません。
これらのマジックメソッドは将来ランタイムからも削除されるそうです。
つまり使えなくなります。

Future Changes

array() リテラルが削除されるそうです。
以前からHack Arrayにないもの(PHP array特有のもの)は削除します、とありましたので、
いよいよ削除されます。

hhvmのpjp.iniに hhvm.hack.lang.disable_array=trueを指定するか、
.hhconfigに disallow_array_literal=true でその挙動に変更できます。

したがって4.50で.hhconfigは以下のモノにしておくと良さそうです。

assume_php = false
enable_experimental_tc_features = no_fallback_in_namespaces
ignored_paths = [ "vendor/.+/tests/.+" ]
safe_array = true
safe_vector_array = true
disallow_assign_by_ref = true
unsafe_rx = false
disallow_array_literal=true

コードを記述してみましょう。

use function var_dump;

<<__EntryPoint>>
async function mainAsync(): Awaitable<void> {
  $l = new Latest();
  $l->disallowPHPArray();  
}

class Latest {

  public function disallowPHPArray(): void {
    var_dump(array(1 => 32));
  }
}

上記のコードを実行すると以下のエラーで実行できなくなります。

Naming[2083] Array literals are no longer legal; use varray or darray instead
   --> index.hack
 15 |     var_dump(array(1 => 32));
    |     

警告に出る様にarrayではなく、darray, varrayなどのHack Arrayにすると回避できます。

    var_dump(darray[1 => 32]);
    var_dump(dict[1 => 32]);

この場合、コレクション的な操作を行ったりするのでdictにするのが一番いいでしょう。

現場からは以上です。

腰椎椎間板ヘルニアで入院とヘルニコア

現在進行形で入院中です。

 

f:id:ytakezawa:20190622163108j:image

 

一昨年の年末にも椎間板ヘルニアで10日間程入院していましたが、

結果、今回は前回ヘルニアになった椎間板と別な椎間板でした。

坐骨神経痛は痛い

2019年4月頃から左のケツの下から  

太腿の横から前、

左のふくらはぎ、足首が痛み出し

前回の坐骨神経痛よりも痛くなる

ヘルニア持ちでない方はわからないかもしれませんが、

筋肉痛のちょっと質が違うやつがずっと続く感じ

 

そんななか

6月頭にデータセンターで物理層と闘いがあった。

(コレはまた今度どこかの機会で)

 

重いものは持っていないのに、

何故か翌日から歩くのも立つのも無理なくらい激痛に。

思えばこの時に救急車呼んでおけばよかった…が、

前回入院時に痛み止め服用しながら安静にしてたなと、

だがしかし一向に痛み引かずに1週間続く。

 

手すり等につかまりながら歩けるようになり、

日常生活を送るのに不自由ないというレベルではないけど少し回復。

 

前回入院時と違って痛みの引きが遅いと思い、

近所の総合病院に行こうと思っていたところ

車に乗ろうにも痛みがひどく、

動けない事から救急車で運ばれる事に。

 

搬送先に近所の総合病院を希望しましたが、

ベッド空きなし、ということで

前回と同じ総合病院へ

そしてそのまま入院となりました。

 

前回と違うヘルニア

入院後直ぐにMRI。

痛過ぎて20分耐えれるかどうか、自分自身との戦い

MRIの中でイテーイテー言ってましたw

 

結果、前回のヘルニアは靱帯を突き破ったもので、

痛いけど痛み止め飲みながら安静(保存療法)にしていると、

マクロファージ(白血球の一つ)がよしなに対応して回復するタイプでした。

 

が、今回は靱帯を突き破らないタイプのヘルニアで、

安静にしててもあまり良くならないタイプでした。

オブジェクト指向的にいうと開放/閉鎖原則に違反したもの

開放/閉鎖原則 - Wikipedia

 

リファクタリング不可!という事で、

手術しかないかも、という結果に

手術以外の選択肢

手術でもよかったんですが、

コレ以外に去年からできるようになった、

ヘルニコアっていう注射をやってみますか?

という話に。

https://www.seikagaku.co.jp/ja/news/news-8922458318854098739/main/0/link/20180731.pdf

 

靱帯を突き破っていないタイプしかできなく、

一度しか投与できないものだそうで、

コレでダメなら手術ですねぇ、というものですが

試しにやってみる事にしました。

 

椎間板への注射は痛い

手術室ではなく、レントゲン室というか、

CTを取りながら背骨の横のあたりから

長い注射針を刺して投与する様でした。

 

うつ伏せになり注射の対象箇所に

マーキングされていました。

この時うつ伏せで足を伸ばす為、坐骨神経痛が痛かった…

 

そして背中に局部麻酔の注射。

噂には聞いていたけど、奥に差し込んでいくほどに

痛くなり 思わずイタタタタと声が

注射等にはかなり強いタイプなんですが、痛かった。

その後ヘルニコアの注射を刺して対象の椎間板の髄核へ、

つまり椎間板の真ん中に到達する様に

CT取りながら徐々に針を入れていくわけですが、

麻酔は皮膚表面くらいにしか効かないため、

背骨付近にまで到達する頃にめちゃくちゃ重い痛み!!!!!!

 

予想していた痛みとベクトルが違う痛みに襲われ、

局部麻酔の注射よりも痛い!

 

ずっとイタタタタタ

全く我慢できない痛み、というわけではないんですが、

重い痛みが背骨、腰付近に発生し、

下半身は坐骨神経痛でひたすら痛い!

 

痛いしかありませんが、

投与後少しして針が抜かれ一安心。

その後ベッドに戻り横になり昼飯を完食。

投与後は安静以外特にないので、

全身麻酔の手術よりは体への負担がありません。

効果は個人差がありますが、

1-2週間後に効果が出始めて数ヶ月後に完治に向かっていくそうなので、

しばらくは通常の痛み止めを飲みながら安静にする予定です。

 

ヘルニコアはどこでもできるの?

実は全国どこでもできるわけではないようです。

ある程度の設備があるとかがあるようで、

救急車で希望した最初の搬送先ではできませんでした。

それどころか比較的近所の総合病院は全部ダメ!

エンジニアでヘルニア持ちは結構多いので、

手術ではなくて注射で済むかもしれない、

それを試してみよう!という方は

事前に調べるか、医師に相談してみましょう!

 

あとこのヘルニコア、結構高額なので

限度額適用認定証を忘れずに。

 

限度額適用認定証をご利用ください | お役立ち情報 | 全国健康保険協会

 

現場からは以上です。

HHVM/Hackの開発環境を用意してみよう!(HHVM4.0以降対応)

HHVM4.0以降?

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ご存知の通り、HHVM4.0以降PHPのコードを実行させることができなくなり、
HHVM/Hackの開発環境周りも大きく変化しています。

今回は最新のHHVM4.8(LTS) が動く環境をDockerで構築する方法を紹介します。

ネット上多くの記事はHHVM3系で、
しかも3.15などの古い記事が多く現在のバージョンとは大きく異なりますので、
注意してください。
現在はCentOSなどへのインストールはサポートされていません。
(CentOSベースで構築している記事は、ほとんどすべてが古いHHVM環境です)
AWSやオンプレ環境で構築する場合は、Ubuntu18.04などで構築してください。

Dockerで環境構築

今回紹介する環境はHHVM4.0以降のみ対応になっています。
せっかくなので新しいバージョンで構築しましょう。

fastcgi or proxygen

HHVMの動作方法として、fastcgiかproxygenを選択できます。
PHP-FPMと変わらないような使い勝手が良い場合は、fastcgiを利用すると良いですが、
HHVMで用意されている多くの機能が利用できません。

proxygenを利用すると、
NginxなどのWeb Serverを利用せずに、
Goなどと同じようにアプリケーションサーバライクにHackを実行することができます。

こちらを利用すると、HHVMのAdminサーバ機能や、
Hackのコードをコンパイルして動かすモードが利用できます。

フロントにNginxを配置してproxygenにupstreamするなども対応できます。

上記の違いを踏まえてHHVMで提供されているDockerコンテナも二種類あります。

hhvm/hhvmはUbuntuベースのコンテナで、
Nginxなどのコンテナを組み合わせて利用する場合はこちらを選択できます。

hhvm/hhvm-proxygen
NginxがなくてもWebアクセスで、Hackのコードが実行できますので、
特にWebサーバが必要なければこちらだけで環境構築が整います。

今回は、hhvm-proxygenを使って環境構築をしてみましょう。

Dockerfileでcomposerインストールを記述しておくと、スムーズです。

FROM hhvm/hhvm-proxygen:4.8-latest

RUN apt-get update
RUN DEBIAN_FRONTEND=noninteractive
RUN apt install -y dnsutils iputils-ping net-tools

RUN hhvm --version && php --version
RUN cd $(mktemp -d) \ 
 && curl https://getcomposer.org/installer | php -- --install-dir=/usr/local/bin --filename=composer

RUN rm -rf /var/www

HHVMのphp.iniは下記の設定にしておきましょう。
hhvm-proxygenコンテナのデフォルトでは80ポートでアクセすると、
proxygenと通信することができるようになっていますが、
ポートを変えたい場合は、下記にある通り hhvm.server.port で変更します。

xdebug.enable = 1
date.timezone = Asia/Tokyo

hhvm.log.header = true
hhvm.debug.server_error_message = true
display_errors = On
html_errors = On
error_reporting = 22527

hhvm.server.fix_path_info = true
hhvm.server.type = proxygen
hhvm.server.port = 18080
hhvm.log.use_log_file = true
hhvm.server.source_root = /var/www/public

hhvm.php_file.extensions[hack]=1 
hhvm.jit=1

hhvm.server.default_document = "index.hack"
hhvm.server.error_document404 = "index.hack"
hhvm.server.utf8ize_replace = true
hhvm.log.file=stderr

hhvm.admin_server.port=19001
hhvm.admin_server.password=SomePassword

hhvm.admin_server.portはAdmin Server利用時のポートで、
hhvm.admin_server.passwordはAdmin Server利用時に必要なパスワードです。

それぞれ環境に合わせたものを設定します。

次にいくつかのミドルウェアを組み合わせてみる、などを行いたい場合は
docker-composeで利用できるようにしておくと良いでしょう。
下記はdocker-compose.yml例です。

version: '3'
services:
  hhvm:
    build:
      context: ./docker/hhvm
    volumes:
      - .:/var/www
      - ./docker/hhvm/hh.conf:/etc/hh.conf
      - ./docker/hhvm/php.ini:/etc/hhvm/php.ini
      - ./docker/hhvm/server.ini:/etc/hhvm/server.ini
    command: hhvm --mode server -vServer.AllowRunAsRoot=1
    restart: always
    tty: true
    container_name: hhvm
    ports:
      - 18080:18080
      - 19001:19001

docker-compose.ymlが置いてあるディレクトリを /var/www に配置し、
HHVMのphp.iniに hhvm.server.source_root/var/www/public にしていますので、
publicディレクトリにindex.hackファイルがあれば、
アプリケーションスクリプトのファイルとしてproxygenで実行されます。

HHVM4.0からは、Hackのファイルに .hack が利用できるようになり、
これまでの <?hh タグと続けて記述していた // strict と同じ厳格モードがデフォルトとなります。
.hack を利用する場合は、 <?hh タグは記載せずにソーソコードを記述しましょう。

これで開発・動作環境が整ったのでコンテナを起動することで、
Hackの開発環境が整います。

エディタ

Hackを開発する時のエディタは
現在Visual Studio Code + Hack Pluginの組み合わせがデファクトスタンダードです。

code.visualstudio.com

marketplace.visualstudio.com

HHVMにはLanguage Serverあり、この Hack for Visual Studio Codeと連携してサポートしてくれます。
PHPStormの様にuse文(import)を自動で書いてくれたり、などはありませんが、

コードジャンプは当然ながら、
引数のチェックやメソッド・関数のリファレンスなども当然あり、
コード補完やLintなども対応してくれます。

開発のためのLinterやCheck Styleなどのライブラリの使い方や、
実行方法がわからなくても代わりに実行してくれますので、
設定以外のタスクを記述したり、PHPDocを書いたり、
といった準備をすることはあまりありません。

HackではPHPDocを大量に記述せずとも、 静的言語のコンパイラなみの厳格さでコードを記述する必要がありますので、
PHPDocの書き方で補完のされ方が異なる、という事は一切ありません。

ライブラリ

とはいえエディタをフル活用するにはASTなどのライブラリを事前に入れておく必要がありますので、
下記のライブラリをcomposer.jsonに含めておきましょう。

HHVM-AutoloadとHack Standard Library(hsl)は、
ほとんど必須のライブラリと云ってもいいくらいものです。

オプショナルなものとして、下記のものも利用することが多いです。
hsl-experimentalは、将来的にhsl、またはHHVM本体で実装・追加予定のもの、
という立ち位置が強く、ファイルシステム・リソース操作などはhsl-experimentalにあります。

商用などでは利用せずに開発時に利用するものとしては以下のものが一般的です。

  • HackTest / A unit testing framework for Hack
  • FBExpect / A Hack library for writing unit tests expressively
  • HHAST / Mutable AST library for Hack with linting and code migrations

HackTestは、PHPサポートが切れる前にPHPUnitから移行ができる様に準備されていたもので、
FBExpectはアサーションなどが含まれます。
HackTestを使ってFBExpectでアサートをする、という組み合わせになります。
asyncでテストメソッドが実行されますので、
ひと昔前のHackUnitなどの利用は必要ありません。

HHASTはLinterなどの機能を提供しているもので、
Visual Studio Code + Hack Pluginと連携して利用できます(単体でも可)

Hack専用のhh_autoload.jsonなども事前に用意しておく必要があります。
2018年の情報ですが、
前提の知識として下記のものを読んでおくと良いでしょう。

qiita.com

Composer

ここまでのものを踏まえ、
開発初期時の composer.json は次のものを利用すると、
エディタとの組み合わせや、開発時に必要なテストライブラリなど一式が導入できます。

{
  "name": "vendor/your-project-name",
  "type": "library",
  "minimum-stability": "stable",
  "require": {
    "hhvm": "^4.0",
    "hhvm/hsl": "^4.0",
    "hhvm/hsl-experimental": "^4.0",
    "hhvm/hhvm-autoload": "^2.0.0",
    "facebook/hh-clilib": "^2.1.0"
  },
  "require-dev": {
    "hhvm/hacktest": "^1.5",
    "facebook/fbexpect": "^2.5.2",
    "hhvm/hhast": "^4.0.0"
  }
}

hhvm-autoload で利用する hh_autoload.json は次の通りです。

{
  "roots": [
    "src/"
  ],
  "devRoots": [
    "tests/"
  ]
}

次に hhvm/hhast で利用する hhast-lint.json です

{
  "roots": [
    "src/",
    "tests/"
  ],
  "builtinLinters": "all"
}

Hackを動かすために必要な .hhconfig ファイルは、
次の記述を記載しておくのが一般的かもしれません

assume_php = false
enable_experimental_tc_features = no_fallback_in_namespaces
ignored_paths = [ "vendor/.+/tests/.+" ]
safe_array = true
safe_vector_array = true
disallow_assign_by_ref = false
unsafe_rx = false

あとは $ composer install だけで
すぐに開発をはじめることができます。

エディタで補完されないな?という時に

エディタで補完が効かない、
タイプエラーで真っ赤なファイルがある、
という場合には、hh_clientを再起動してください。

再起動は次のコマンドで実行できます。

$ hh_client restart

Travisを使ってテストしたい

TravisCIを使って自動テストなどを実行したい場合は、
Travis上でDockerを利用すると様々なバージョンでテストできます。

ただし、TravisでもPHP実行環境のバージョン提供と同じ様にHHVMも多数のバージョンが用意されています。

コンテナ内でテスト実行などを行う様に下記のシェルスクリプトファイルを用意します。

#!/bin/bash
set -ex
apt update -y
DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt install -y php-cli zip unzip
hhvm --version
php --version

(
  cd $(mktemp -d)
  curl https://getcomposer.org/installer | php -- --install-dir=/usr/local/bin --filename=composer
)
composer install
hh_client

hhvm ./vendor/bin/hacktest.hack tests/

上記に合わせて.travis.ymlを次の通りにします。

sudo: required
language: generic
services:
- docker
env:
  matrix:
  - HHVM_VERSION=4.0.0
  - HHVM_VERSION=4.0.1
  - HHVM_VERSION=4.0.2
  - HHVM_VERSION=4.0.3
  - HHVM_VERSION=4.0.4
  - HHVM_VERSION=4.1.0
  - HHVM_VERSION=4.2.0
  - HHVM_VERSION=4.3.0
  - HHVM_VERSION=4.4.0
  - HHVM_VERSION=4.5.0
  - HHVM_VERSION=4.6.0
  - HHVM_VERSION=4.7.0
  - HHVM_VERSION=4.8.0
  - HHVM_VERSION=latest
install:
  - docker pull hhvm/hhvm:$HHVM_VERSION
script:
  - docker run --rm -w /var/source -v $(pwd):/var/source hhvm/hhvm:$HHVM_VERSION ./.travis.sh

例では4.0系以降のバージョンのみですが、
記載したHHVMバージョンのコンテナを起動してをテストなどを実行できますので、
柔軟に様々な要件に応えることができます。

これで最新のHHVM/Hackの開発環境を準備することができました。

これまでの、PHPがちょっと速く動く環境 という知識をアップデートして、
Hackにチャレンジしてみましょう!

事前準備が面倒な方は、下記のものを再利用すると良いでしょう。

github.com

Hack向けDIコンテナライブラリその2 公開

DI Container For HHVM/Hack

だいぶ前に作った軽量なものから、
HackのDIコンテナ向けインターフェース hack-interface-standards/container に準拠し、
HHVM4.0以降に対応しました。

github.com

下記のDIライブラリを意識していますが、作っていくと少しずつ変わっていきました。

github.com

利用方法を紹介します。

installation

インストール方法は、Composer経由で利用できます。
HHVM4.2+composer 1.8.5の組み合わせでもインストールできますので、
まだ安心してComposerを利用できます。

実際に利用する場合は、hhvm/hhvm-autoload 等も必要になりますので、
Composer経由でインストールします。

composer.jsonは下記のもので試しに動かすことができます。

{
  "name": "acme/testing",
  "minimum-stability": "stable",
  "require": {
    "hhvm": "^4.0",
    "hhvm/hhvm-autoload": "^2.0.0",
    "nazg/glue": "^1.1.2"
  }
}

HHVM/Hackのクラスマップ等はcomposer.jsonに記述しなくても、
hhvm-autoloadで吸収できますので、 hh_autoload.json を下記の通りに記述します。

{
  "roots": [
    "src/"
  ]
}

簡単な使い方

シンプルなクラスのインスタンス生成を登録します。
下記のクラスを、src/A.hack ファイルに記述します。
.hackはHHVM4.0から利用できるようになった、デフォルトで厳格モードになる拡張子です

final class A {
}

このクラスをコンテナに登録例として
src/main.hackファイルを作成してそのまま記述します。

require_once __DIR__ . '/../vendor/hh_autoload.php';

<<__EntryPoint>>
function main(): void {
  $t1 = microtime(true);
  $builder = new Nazg\Glue\ContainerBuilder();
  $container = $builder->make();
  $container->bind(A::class)
    ->to(A::class)
    ->in(Nazg\Glue\Scope::PROTOTYPE);
  $container->get(A::class);
}

上記の記述は、コンストラクタにAクラスがあれば(bind)、
Aクラスのインスタンスをそのまま渡す(to)指定で、
インスタンスは、都度インスタンス生成を行います(Nazg\Glue\Scope::PROTOTYPE enum)。
生成されたインスタンスはPSR-7と同様にgetメソッドで取得します。

enum Nazg\Glue\Scope

インスタンス生成は、enumで下記の二種が利用できます。

enum スコープ
Nazg\Glue\PROTOTYPE 都度インスタンス生成を行う
Nazg\Glue\SINGLETON 一度だけインスタンスを生成し、以降はそれを利用します

インターフェースを利用する場合

PHPの一般的なDIコンテナと同じように利用できます。

interface AInterface {
}

class A implements AInterface{
}

上記のインターフェースとクラスは、次の通りに記述してインスタンスを取得できます。

require_once __DIR__ . '/../vendor/hh_autoload.php';

<<__EntryPoint>>
function main(): void {
  $builder = new Nazg\Glue\ContainerBuilder();
  $container = $builder->make();
  $container->bind(AInterface::class)
    ->to(A::class)
    ->in(Nazg\Glue\Scope::PROTOTYPE);

  var_dump($container->get(AInterface::class));
}

bindメソッドでAInterface::class を指定し、 getメソッドでbindメソッド名を指定するだけです。

実装の裏側

getメソッドやbindメソッドなどは存在するクラス名のみを指定できます。

下記はbindメソッドのコードですが、
typename<T>を利用しこれ以外の型は利用できません。
したがってPHPライブラリなどである任意のサービス名などを使うことはできません。

  public function bind<T>(
    typename<T> $id
  ): Bind<T> {
    return new Bind($this, $id, $this->factory);
  }

依存解決

下記の場合はどうすればいいのでしょうか?

interface AInterface {
}

class A implements AInterface{
}

class B {
  public function __construct(
    public AInterface $a
  ) {}
}

複数のクラスを組み合わせる場合、
特殊なものがなければ次の記述で解決できます。

require_once __DIR__ . '/../vendor/hh_autoload.php';

<<__EntryPoint>>
function main(): void {

  $builder = new Nazg\Glue\ContainerBuilder();
  $container = $builder->make();

  $container->bind(B::class)
    ->to(B::class)
    ->in(Nazg\Glue\Scope::PROTOTYPE);
  $container->bind(AInterface::class)
    ->to(A::class)
    ->in(Nazg\Glue\Scope::PROTOTYPE);
  var_dump($container->get(B::class));
}

簡単ですね。

Provider

上記の依存解決方法では解決できないものは、
Providerインターフェースを使って依存解決を記述できます。
先ほどの例をそのまま使います。

interface AInterface {
}

class A implements AInterface{
}

class B {
  public function __construct(
    public AInterface $a
  ) {}
}

Providerインターフェースを使う場合は次の通りです。

class BProvider implements Nazg\Glue\ProviderInterface<B> {

  public function get(
    \Nazg\Glue\Container $container
  ): B {
    return new B(new A());
  }
}

Nazg\Glue\ProviderInterfaceにジェネリクスでB、
getメソッドで返却される型はジェネリクスに記述したクラスと同じ型を指定します。

Providerインターフェースを実装したクラスをコンテナに登録しなければ利用できないため、
下記の記述で登録します。

require_once __DIR__ . '/../vendor/hh_autoload.php';

<<__EntryPoint>>
function main(): void {

  $builder = new Nazg\Glue\ContainerBuilder();
  $container = $builder->make();
  $container->bind(B::class)
    ->provider(new BProvider())
    ->in(Nazg\Glue\Scope::PROTOTYPE);
  var_dump($container->get(B::class));
}

上記の登録方法を利用することで様々なインスタンス生成を行うことができます。

他にもいくつかありますが、
開発時に利用することがあれば是非色々試してみてください。

PHPerKaigi2019でHackの話をしてIRTとPHPの現場公開収録に参加しました #phperkaigi

PHPerKaigi2019!

phperkaigi.jp

2019/03/29-03/31 で開催されたPHPerKaigi2019に参加してきました。

2019/02/16に自分たちが主催したLaravel JP Conference2019から一ヶ月ちょっとという期間。

自分で委員長をやっていたという実感も湧かないままでしたが、
会場にいた方々からLaravel JP Conferenceに参加して、今回も参加しました!
というお声をいただき、少しだけ実感が湧きました。

自分たちでカンファレンスを開催してみるとわかるんですが、
PHPerKaigiはイベントとしてのクオリティも高く、
セッションの前にCM等がきちんとあったり、
自分自身も好きでbuildersconには毎年参加しているんですが、
buildersconに似た雰囲気があり、
技術系カンファレンスとしての完成度が高いなーというイベントです。

3/29

初日は残念ながら不参加・・

3/30

PHPの現場 公開収録にゲスト参加させていただきました。
当日の内容はすでに公開されています(!)

php-genba.shin1x1.com

今回は事前にいただいた質問をテーマに話していく、という内容で
いつも2時間超えになってしまうため、時間がはみ出ないようになんとか・・
収録前に新原さんとガストでご飯を食べながら話をしていたんですが、
その内容も録っておきたかったくらいなんですが、
また機会があればどこかで・・

是非聞いてTwitterなどでフィードバックをください!

その後去年に引き続き、Laravel相談会 の司会担当を。
相談会ということで参加される方の質問に答える流れになりがちなんですが、
質問を元に参加者のみなさんに話していただく、というスタイルでやりました。
PHPerKaigiに参加される方には是非双方向コミュニケーションをとっていただきたいという想いから、
一方向コミュニケーションにならないように。
むずかしいですが!

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3/31

3.31はここしばらくPHP以上に書いてるHackについての話を
去年に引き続きさせていただきました。

speakerdeck.com

仙台での発表とは違い、
Hackのことを知らない方でも「へぇー」と思ってもらえるような内容になっていたかなと思います。

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発表後にも面白い話でした!といろんな方から話しかけられて満足!

今回の話を聞いて 面白そうじゃん! と思った方は、
もう少し実践寄りな内容を扱ったペチコン仙台の資料もご覧いただければとおもいます。

speakerdeck.com

PHPerトークンについて

今回ゴールドスポンサーとしても協賛させていただきました。
会社のブログではPHPerトークンをどこかに埋めました。
どこにあるかみなさんわかりましたか?

techblog.istyle.co.jp

実は後半、唐突に始まるHackの最新バージョンを動かしてみよう、のところ
このコードを実行するとPHPerトークンが出てくるようになっています。
2進数・16進数、どちらを動かしても同じものが出力されます。
内容さえわかれば他の言語などでもゲットできますね!

また機会があればもっと意地悪なものを用意しようかなと思います!
乞うご期待!!!!!!!!!!!!?!!!!!