これは半分ポエムみたいなもんです。
CTOをやっているということもあって、
少し前からタイトルのようなことをずっと考えていたりしています。
日本が劣っているとかそういう話ではなく、
ここしばらく欧米や中国などのソフトウェア関連技術や設計関連の発展も目立っており、
海外から「日本のソフトウェア技術すごいな・・」と
思われるようなことに積極的に取り組んでいきたいなぁと思っています。
(感じ方に個人差はありますし、コンテキストも人それぞれですが・・)
Rubyなど素晴らしいものももちろんありますし、
OSSでも国内の方々がコミットされているものもたくさんあります。
とはいえ多くのものが海外企業が中心になって作っているものであったり、
海外の技法を持ち込んだものを中心に開発していくことが多いのではないかと思います。
各言語で広く使われているフレームワークなどもそういうものが多いと思います。
海外ではOSSや技術に関する投資も積極的であったりと
日本企業とは文化や思想が違うのはもちろんあります。
また設計技法に関するものもそうで、
例えばDDDヨーロッパのように古典的なものからより進化させて、
現代のDXを推進するための取り組みにつながっているものもあります。
データ処理技術の分野ではSnowflakeなど、
これまでのデータに関する基盤を一気に変えてしまうような強力なプラットフォームが生まれていたり
時代の変化を作っていく動きが国内よりも海外の方がやはり目立っているのではないでしょうか?
エンジニアとして、日本はこのままでいいんだろうか?
と個人的には強く思っています。
なにかできないか?
個人で何かをするには限界がありますが、
少しでもなにか次の世代(なんか偉そうな言い方ですが)につなげて、
日本のソフトウェアやITを元気にするような取り組みができないか考えています。
(設立した一般社団法人はそれを支えるために作ったわけですが・・)
例えば設計技法や考え方・実践方法なども含めていろんな方が協力しあうことで、
次の日本の技術を作っていく、時代を変えていくエキスパートの育成や、
日本の技術や設計の取り組みを海外に伝えていく、
もしくは次の時代につながるような日本発祥で何かを変えるような取り組みに色んな人でコミットしていく、
あるいは技術的な取り組みだけに専念する企業や団体設立など
色々考えつつ少しずつなにか行動していけたらなぁ、と思っています。
難しいことがあったりするのもわかっていますが、
今までやってこなかったことをすれば何か変えられると思っています。
逆にあまりやってこなかったからこそ今の自分の課題感につながっているんだと思います。
生成AIなども普及しているのもあり、現在は言語の壁はそこまでないと思っています。
できない理由を述べるのは簡単ですが、それはやらない言い訳にしかすぎません。
なのでやれる方法を少しでもやっていければと思っています。
具体的なプランが今あるわけではないんですが、
もしそうした活動や風土を作りたい、同じような思いの方などがいましたら
意見交換だったりしたいなと思っていますので、
ぜひXのDMやメールなどで連絡をいただければと思っています。
誰かが状況を変えてくれるのではなく変えるのは自分たちだと思っていますので、
そんな熱い何かができたらなぁと!
ついでに
DDDヨーロッパに負けたくない!という思いもあり(あくまで個人的にw)、
下記カンファレンスを開催します。
実際に取り組む際のヒントや実例についての話ももちろんですが、登壇者に直接質問することもできます。
ぜひお気軽にご参加ください!(LT枠募集中)