*先日開催されたデブサミ2018での発表 [Apache Kafkaによるスケーラブルアプリケーション開発] については、
会社のブログに記載していますので、そちらを参照ください。
PHPerKaigi 2018は最高だった
本編オープン!!! #phperkaigi pic.twitter.com/W9VCc3gEtT
— Yuuki Takezawa@ytake (@ex_takezawa) 2018年3月10日
お世辞抜きで良いイベントでした。
数週間前にデブサミという大きなイベントで登壇していたのもありますが、
規模感がすごくよかった。
それに各登壇者の方々(自分は除き)が、日本のPHPの第一人者といってもおかしくない方々と、
PHPと関わりのあるデータベース界隈から最高な方々が集まり、
参加した全ての方にいい刺激になったイベントだったのでは、と思います。
タイムテーブルの関係でTrack Aのほとんどのセッションに参加できませんでしたが、
ベストトーク賞に選ばれた後藤さんの内容は忘れないように気をつけていきたいと思います。
Laravel相談会司会担当
3/10の朝一からLaravel相談会の司会を担当していました。
最初は数人から始まったのもあり、
純粋な質問会だったり、実装相談みたいなところから始まりましたが、
参加された方同士で意見交換が行われたり、
実際に使っている情報だったりが出てきて、相談のテーマが広がっていったり
まさにKaigi的な発展をしていったのがすごい楽しかった。
Interactive Round Table、司会しながら色んな方の意見を聞いたり、こうなら良いかもみたいな議論もできて、何しろ初めましてな方が多かったりmeetupの流れで来た方もいたり、凄い良い企画だった。他のカンファレンスでもチャンスがあれば是非やりたい…!
— Yuuki Takezawa@ytake (@ex_takezawa) 2018年3月10日
参加者の方々同士のコミュニケーションに発展していったり、
よくあるカンファレンスの一方向のトークではなく、
まさにsocket.ioみたいな双方向通信のコミュニケーションが生まれていくのは、
イベントとしてもかなりいい体験の提供ができる可能性があると思いました。
海外のカンファレンスで同様のものがあって、とりあえずやってみた、という長谷川さん!
やらせていただいてありがとうございました。
他のイベントでも是非またやりたい・・・!
自分は登壇よりもこういった相談会的なものの方が、
いろんな方の話が聞けるし、自分の糧にもなるので好みです。
*自社でもそういうことをしたりしているのもありますが
Hackについて話した
内容は以前にブログに書いたことの裏側です。
Hack自体は結構前から好きで使っていて、
実際に導入した時に今後使い続ける時に、
分離が進む中でPHPフレームワークに左右されるのも嫌だなーという思いから、
Zend Expressiveの挙動が好きだったのと、
LaravelのServiceProviderライクにシンプルに依存定義したい、
というのを混ぜてHTTP Request/ResponseとMiddleware以外の概念を取っ払ったものをHack専用に作り、
興味がある人のきっかけになればいいな、
という想いから今回そのテーマで話すことにしました。
Hackを気軽に始めるには、
数年前のHHVMとPHPの関係性の知識だけでは古くなっているのもあり、
最近の事情だったり、ライブラリを混ぜて紹介しながら、
実際の例も混ぜてみました。
strictにしなければ、結構簡単だったりしますので、
興味持った方は是非チャレンジしてみてください。
現在のPHP界隈で言われる型を意識した実装や、
テーマに興味がある方は結構マッチすると思っており、
逆にゆるふわなところが好みであれば戸惑うことも多いと思います。
Q&A
発表後にいくつかQ&Aがありました。
(いつも自分の発表にQ&Aがあまりないので嬉しかった・・)
バックボーンなどについて
PHPとHackは似ています、がやはり解決したいものが違うため、
JavaとScalaのような関係だと自分自身は思っています。
どういう時にHackを選択するのか
I/Oが発生する通信や、MySQLへの問い合わせなど、
今回のトークにはありませんがAsync Awaitがあったりしますので、
そういった部分や、
PHPよりももっと堅実なアプリケーション開発を行う場合や、
Hackではコード内にHTMLを含ませることができなかったり(XHPで)、
XHP自体も脆弱性が生まれないように考えられていたりしますので、
そういったものがマッチすれば十分に選択肢となるのではないでしょうか?
実際に開発で利用するとわかると思いますが、
VectorなどのCollectionは使い勝手もよく堅くなりますので、
コード量が減る、というのもあります。
不確実な型の判定がなくなりますので、これだけでも十分だと思います。
初心者に勧められるかどうか
人によっては勧められる、といえるかもしれませんが、
自分自身 突然Rustを勧めるようなものだと思っており、
型が厳格なためチームでのアプリケーション開発はかなり良いと思っていますが、
教育コストと、導入者自身が理解していないと難しいと思いますので、
必ずしもYesとは言い難く、
HHVM/Hackにはたくさんの概念があり、まずはPHPを触れてみて、というのが良いかなと思います。
ちなみに実はそこまでパワープレイしていません!!!(笑)
当日の資料はこちら
Hackのマイクロフレームワーク動いてるのみたい!と言われも良いように仮想環境立ち上げてたんですけど、特に言われなかった…
— Yuuki Takezawa@ytake (@ex_takezawa) 2018年3月11日
せっかくなのでドキュメントのサイト Hackのフレームワークで公開します
残念・・・!
健康について
去年ヘルニアで入院+しばらく休んでいたのでその体験を元に10分喋りました。
アンカンファレンスでヘルニアの話しようかなw #phperkaigi
— Yuuki Takezawa@ytake (@ex_takezawa) 2018年3月10日
気をつけましょう!
当日の様子はこちらをどうぞ
今年のPHPイベントは始まったばかり!
次のイベントも楽しみですね!
いくぞ!福岡!(いきます